ゲーム用にビデオカードを選ぶにはどうするの? その1
ここではできるだけ簡単にビデオカードの性能をチェックする方法を紹介します。
ゲーム用にビデオカードを選ぶにはどうするの?
●スペック表から性能を見極める?
ゲーム用にビデオカードを買おうとすると種類が多くてマジで困ります。
とくに3Dグラフィックスを多用するゲームを楽しむには、ビデオチップ(GPU)の性能や機能、ビデオカードに載っているメモリの種類などに関する予備知識がいて頭が痛くなります。
そこで、できるだけ簡単にビデオカードの性能をチェックする方法を紹介します。
ビデオカードの性能を比較するためには、雑誌などでやっているようにたくさんのビデオカードを並べて、ベンチマークソフトを使って比較するのが一番ですが、素人はそんな金も機材もないので、メーカーのホームページのスペック表などをみて、性能をチェックすることになります。
で、下は「GeForce 9600 GT」を搭載した製品のスペック表です。
ビデオカードのスペック表
| グラフィックエンジン | NVIDIA GeForce 9600 GT |
| ビデオメモリ | GDDR3 SDRAM 512MB |
| エンジンクロック | 650MHz |
| メモリクロック | 1.8GHz(900MHz DDR) |
| メモリインターフェイス | 256bit |
| 最大解像度(D-Sub) | 2048x1536/(DVI)2560x1600 |
| バス規格 | PCI Express 2.0 x16 |
| 出力端子 | DVI-I×2、HDMI、HDTV、S端子、コンポジット、コンポーネント) |
この中で、ゲームとの相性を決めるのが、一番上のグラフィックエンジンと呼ばれる部分。
雑誌やネットなんかではビデオチップもしくはGPUと呼ばれます。
簡単に言うと3Dビデオカード用のCPUみたいなものです。
このメーカーや種類によって、性能が大きく変わってきますが、これは後回しにして、先にスペック表の見方からチェックしていきます。
上の表でGPUに関連する項目が「エンジンクロック」。メーカーによってはビデオクロックだったり、GPUクロックだったり書き方はマチマチです。
これはエンジンの回転数みたいなもので、同じGPUであれば、クロック数が高ければ高いほど性能が高くなります。
ビデオカード選びを難しくしているのが、「ビデオメモリ」「メモリクロック」「メモリインタフェース」の三つの項目です。
ビデオメモリは、表示するデータを一時的に置いておく場所。ビデオメモリのスペックは、
GDDR3 SDRAM 512MB
という風に記載されています。
「GDDR3 SDRAM」というのは、メモリの種類です。ほかにもGDDR2、GDDR、GDDR4なんてのがありますが、数字が大きいほど性能が高く、またお値段も高いってことになります。
SDRAMというのはパソコン本体にも使われていますが、「GDDRx SDRAM」ってのは、それをビデオチップ専用にチューニングしたものだと思っていただければ。1万円以下の安いビデオカードだと、GDDRが多く、3万円以上するものはGDDR3や4が使われています。
後ろの「512MB」というのは容量です。
パソコン選びと同じで、容量が多ければ画面の解像度が高くなってもゲームの動作が遅くならずにすみ、解像度が小さい場合でもゲームの色数やキャラの服のシワの細かさとか、爆発エフェクトのキレイさといった品質につながってきます。
50インチのプロジェクターにつないで、1920×1080ドットのゲームを楽しむ、なんて場合は容量の大きなものが必要です。
1280×1024ドットクラスであれば128MBや256MBでも十分OKだと思います。
「メモリクロック」はメモリの速度です。
メモリも動作速度によって、速さが違ってきます。
表にはメモリの仕組みの関係から「1.8GHz」とその半分のクロックである「900MHz」という2種類のクロックがあります。
クロック数が高い方が速いってのはほかと同じですが、メーカーによって片方しか表示してない場合もあります。
その場合は、数字を倍にしてみたり、逆に半分にして比べてみてください。
「メモリインターフェイス」もメモリの性能を表す数字です。
メモリバス幅って記載されてることも多いです。
メモリのデータを送る道路みたいなもので、これも数字が大きいほど速くなっています。
性能の高いDDR3のメモリを積んでいても、ほかのメーカー製品のバス幅が256bitなのに対し、128bitだったりすると実際の性能が悪くなります。
☆実際に買うときの注意点
ビデオカードは非常に多くのバリエーションが販売されています。
ショップで一覧で並んでいても、上のような細かい仕様が出ているとは限りません。
実は一見、お買い得なビデオカードを買ったと思っても、いざベンチマークテストやゲームをしてみて遅いなと思うパターンがあります。
良くある例はDDR3/4といった高級メモリを搭載しながら、バス幅が狭いというパターン。
もう一つは基板の品質を落とすために、メモリのクロックが他社のものと比べると低くしているものなどです。
同じGPU、メモリ種類、メモリ容量の場合で安い製品を見つけたときは、ショップのスペック表だけでなく、メーカーサイトをチェックして、バス幅やメモリクロックに注目してみてください。
2008年03月12日 13:47


