グラフィックボード :ゲーム用にグラフィックボード を選ぶにはどうするの? その2
対応ゲームを決めるのはGPUの違いです。
3Dゲームの動作の目安はDirectX
今、市販されているゲームには2種類があります。アニメーションのようにあらかじめ用意された絵を動かして表現する
2Dゲーム、コンピューターが計算でキャラクターや背景などを描画している3Dゲームです。
3Dゲームは視点を変えたり、ユーザーのコマンド次第で表現を変えることができるので家庭用ゲームより
進化の速いパソコンゲームでは多く使われています。
ビデオカードの性能の差が出るのは、この3Dゲームです。計算によってキャラクターが表現されているので、
GPUの性能が高いほどゲームキャラの動きが速くなったり、絵がキレイになったりするというわけです。
ところが、2Dゲームと違って3Dゲームはどんなパソコンでも動作するというわけではなく、
対応したGPUとセットじゃないとダメだったりします。
対応のポイントとなるのが「DirectX」です。DirectXはかなりおおざっぱに言うと
「3Dゲーム」とGPUをはじめとするゲームに関係ある周辺機器をつなげるルールを
Windowsの製造メーカーであるマイクロソフトが決めたものです。
種類がいくつかあり、2008年3月現在ではDirectX 8.1、DirectX 9、Direct3D 9.0Ex、DirectX 10という
バージョンがあると覚えておくと良いと思います。細かいバージョンもありますが、そちらは別の表を見てください。
| バージョン | Windows種類 |
| Windows種類 | Windows 2000および9x対応 |
| DirectX 8.1 | Windows XP |
| DirectX 8.2 | Windows 2000、Windows XP |
| DirectX 9.0c | Windows XP SP2 |
| Direct3D 9.0Ex | Windows Vista ※3Dグラフィックスの部分しか変更されていないので、名称が異なっている。Windows Aero用 |
| DirectX 10.0 | Windows Vista |
| DirectX 10.1 | Windows Vista SP1 |
DirectX 8.1はWindows XPに標準で載せられているものです。DirectX 9はWindows XP SP2、
Direct3D 9.0Ex、DirectX 10はWindows Vistaから載せられています。つまりDirect3D 9.0Ex、
DirectX 10対応のゲームは、Windows Vistaじゃないと動かないってことになります。
ゲームのパッケージには、動作環境として「DirectX ○×」以降、動作OSとして「Windows ○×」以降と
書かれている場合は、DirectXの対応状況、と言うことになります。
GPUの性能はDirectXの対応と色や明暗、質感といった3Dの画質を決めるプログラマブルシェーダの仕様によって
種類がおおざっぱに分けられます。NVIDIA製GPUの場合は、GeForce 6/7シリーズがDirectX 9世代、
GeForce 8/9シリーズがDirectX 10世代対応となっています。
AMD製RADEONシリーズはやや分かりにくいのでゲーム用にグラフィックボード を選ぶにはどうするの? その3
を参考にしてください。
プログラマブルシェーダにはDirectX 9以降に採用された2.0と3.0があって、
新しいゲームでは3.0以降にしか対応していないことがあります。
ちなみに現在市販されているものでも、5000円以下の激安ビデオカードは
Windows VistaのWindows Aero機能を利用できないDirectX 8.1世代のものも混ざっています。
このクラスの製品は、マザーボードの統合ビデオチップに性能が劣る場合もあり、購入時には注意が必要です。
3Dゲームには、動作に必要な「推奨動作環境表」が用意されています。下は3Dゲーム
「LOST PLANET EXTREME CONDITION」のものです。
表には動作環境の後ろ側に「必須」と「推奨」の2種類が○と◎で表記されています。
必須はゲームを動作させるのに必ず満たされなければならない条件、推奨はきれいな画面で見たいなら、このくらいのスペックは用意しろ~という意味です。
3Dゲームの動作条件はGeForce系を基準に記載されていることが多いので、RADEONシリーズで動くかどうか判断しにくいのですが、動作環境にある「GeForce 6600以上」と書いてある場合は、下の表のDirectXとプログラマブルシェーダの世代を比較すると分かると思います。
ちなみにGeForce 6600以上だと、RADEON X1000以降のビデオカードが対応製品。
ただし、推奨ビデオメモリが512MB以上と指定されているので、RADEON HD 2600以降の製品現実的な選択肢となります。
ここまで、ビデオカードの話を中心にしてきましたが、ゲームの推奨環境にはビデオカード以外にもCPUやメモリ・HDDなどのスペックも重要になってきます。
あとネット対戦可能なオンラインゲームでは、回線の速度もゲーム環境の重要な要素です。
ゲームの推奨環境と照らし合わせてパソコンやパーツを選ぶと良いでしょう。
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