電源の選び方

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この電源の当たりはずれでパーツがうまく起動できなかったすることがよくあります。

パソコンを自作したとき、ナニもしていないのに急に再起動するようになったり、パーツを増設したらうまく電源が
入らなくなったりすることがある。

そんなときはパソコンの電源を疑ってみるべし!電源はパソコンのすべてのパーツにエネルギーを送り込む、
いわば心臓のようなもの。というわけで、今回は電源の選び方と定番製品をまとめて紹介。

電源選びのポイント

まずはどれくらいの電源容量が必要かをチェックまずはどれくらいの電源容量が必要かをチェック。

これを調べるにはマザーボードメーカーのASUSTeKがWeb上で用意している「電源用ワット数計算機」がお勧め。
これはマザーボードやCPU、メモリの種類や数をメニューから選んで入力すると、電源に必要な容量を目安として表示してくれる。

容量が決まったら実際に電源ユニットを選ぶ容量が決まったら実際に電源ユニットを選ぶ。

まず必要なのは電源の規格。ほとんどのタワー型ケースであれば、ATXと呼ばれる規格になってるハズ。
市販電源の9割はコレだ。ただし、microATXタイプの小型ケースやブックタイプと呼ばれる小さめのケースの場合は
内蔵されている電源が特殊なものが多い。場合によっては交換できないこともある。
ここでは、一般的なATX電源選び、ということで話を進めることにします。

次のポイントはコネクタの種類や本数次のポイントはコネクタの種類や本数。

電源メーカのホームページを見てもらうと、「電源コネクタの種類と数」という一覧がある。
(リンクには1メーカの例を挙げておきました。)

コネクタの種類

・ATX 24/20ピンコネクタ
マザーボードにつなげるためのコネクタ。現在は24ピンが主流。

・ATX12V/EPS8ピン
CPU専用の電源コネクタ。4+4で8ピンになっているものと4ピンのみの場合、4ピンと8ピンを2種類載せたものなど電源によってバラバラ。4ピンあればほとんどのマザーボードで動く。ただし、クアッドコアCPUのようなハイスペックCPUを使う場合や将来性を考えるのであれば8ピン対応を選ぼう
(ビデオカードのパッケージに8ピン対応とか書いてある)。

・PCI Express電源コネクタ
ビデオカード専用のコネクタ。標準的な6ピンとハイエンドビデオカード向けの8ピンの2種類がある。
本数も安価な電源では6ピン1本、1000Wを超える大容量電源だと8ピン×2、6ピン×2といった構成の場合もある。
5000円以下で買える安い電源だとついていない場合もある。ゲーマー向けのハイエンドビデオカードを買おうと思っている場合は必須機能だ。

・SATA電源コネクタ
SATA規格に対応したドライブ用のコネクタ。DVDドライブなどの光学ドライブやHDDのDDの増設に欠かせない。数はメーカーによってバラバラで安価なモデルだと2個程度しかない場合もある。

・ペリフェラル4ピンコネクタ
IDE形式の古いHDDや光学ドライブに使われてるコネクタ。ほかの周辺機器をつなぐ時にも使われる。
古いパーツをたくさん持っている場合は、ペリフェラル4ピンがたくさんついてるモデルを選ぼう。

・FDDコネクタ
フロッピーディスクドライブをつなぐためのコネクタ。最近はあまり使わないが、5インチベイを使う周辺機器で
たまーに使う。利用頻度が少ないので、最近は1本しかついてないことが多い。


④次に抑えたいのは出力と品質。

電源の性能でよく話題になるのは+12V出力。コレは電源本体に貼ってあるシールに記載されている「+12V」という項目のこと。この出力はCPUやビデオカードなどさまざまなパーツで使われる。この出力が不安定だとパーツに電力が行き渡らず、動作が不安定になる。
とりあえずの目安としては、数字が大きければ大きいほど性能がいい。この+12Vはメーカーによって、+12V1、+12V2……というように複数箇所に別れている場合と、
+12Vと1系統のみの場合がある。別れている場合は、数値を足したものを基準にしよう。
あと+5Vsbの項目もチェック。これはVistaではスリープ、XPではサスペンドや休止状態でパーツに供給する電力のこと。出力が小さいとサスペンド等からの復帰に失敗することがあるので、2A以上の出力があるものがお勧め。
あとは品質。
コンセントから入った電気を一時的に溜めてパソコン用に変換するのに使われる「電解コンデンサ」の品質が悪いと、ハードなゲームで遊んでパソコンに負荷をかけたりすると出力が安定しなくなり、途中で電源が落ちてしまうこともある。そうならないよう、最近の電源ではパッケージに「品質の高い国産コンデンサ採用」を記載しているものが多いのだ。

⑤ここまで決まると、あとは予算や機能から選んで行くのが妥当。

電源はサイズが決められているので、見た目はだいたい同じだが機能は結構違う。最近のトレンドとしては、

・静音設計(熱が少ないときはファンが止まる)
パソコンから出てくる騒音源はいくつかあるけど、そのうちの一つが電源についている大型ファン。
騒音の基準はファンの口径と回転数。
多くの製品では12cm角ファンを搭載しているので、これを基準にするとファン回転数が1500~2000を超える製品は音が気になるようになる。
1500回転以下の製品はそれほどうるさく感じない。
ファンの回転数は固定タイプと可変タイプの2種類がある。ケース内の温度が低いとファンの回転数を落とすのか可変タイプ、回転数一定で常にファンを回すのが固定タイプだ。どちらの方法も一長一短がある。最近は1000Wを超えるような高級電源でも静音性を売りにしていることもあって、極端にうるさい製品はなくなってきている。

・プラグインコネクタ
コネクタケーブルが取り外し可能。ケース内の配線がすっきりできる

・アクティブPFC回路などの安定化機能搭載
アクティブPFC回路は電力のムラを防ぐための機能。このほかの項目としてはコンセント電圧が低くなった場合
(電子レンジや掃除機など消費電力の大きな機器の電源を入れると電球が暗くなるあれ)でも安定動作する90V入力(低電圧入力)、
逆に電圧が高すぎる場合に保護するOVP(過電圧保護)、SCP(内部のショート発見時に自動停止護)などがある。電力の安定供給に不可欠だが、機能が多いと消費電力も増える傾向がある。

・80Plus対応
電力を無駄に消費しない高効率電源に貼られているシールという感じだ。

商品名(メーカー名) 静音設計プラグインコネクタ安定化機能80Plus対応コメント
Zippy Zippy-560W HU2

Zippy Zippy-560W HU2

(記載はないが20%~100%の出力時で最大効率86%)
RIOWORKSゲーマー向けやサーバー向けなどハイエンドユーザー向けのZippyシリーズ電源を出しているメーカー。+12V出力は1系統タイプでハイエンドビデオカード4枚差しでも安定動作する信頼性が売り。国産コンデンサ採用など品質も高い。
SS-500HM

SS-500HMicon
△(最大効率の86%のみ記載)Seasonic
低価格路線からハイエンドモデルまで幅広い製品を手がけるメーカー。M12はシリーズ的にはハイエンドに位置する製品。国産コンデンサやデュアルファン、プラグインタイプケーブルなど機能も豊富。
CoRE PoWER 2 CoRE-500-200

CoRE PoWER 2 CoRE-500-200
×××SCYTHE
ローレンジからミドルレンジを中心に展開するメーカー。CoRE PoWER 2は5000円台の割にはお手軽価格で買えるうえ、非常に動作音が静かなことから人気が高いモデル。この価格でPCI Express電源コネクタ8ピンに対応しているのも売り
KRPW-V560W

KRPW-V560W
××△(記載はないが50%の出力時で82%以上の効率)玄人志向
製品サポートを廃止することで、低価格なパーツを出すメーカー。サングラスをかけた人のパッケージが特徴。たくさんの種類の電源を出しているが、中でも人気が高いのが厳選品販売するセレクトシリーズの「Vシリーズ」。高価な国産コンデンサの代わりに海外製の特選品コンデンサを積むことで、低価格と品質を両立させているのが売り。とくにこの「KRPW-V560W」は性能と価格の絶妙なバランスから人気が高い
EG-400PG パワグリ

EG-400PG パワグリ
×××エバーグリーン
低価格・静音電源SILENT KINGシリーズで有名なメーカー。新モデルの「パワグリ」は実売4000円台で買えて、ファンの回転数が580から1350回転と低負荷時の騒音がほぼ無音なのが売り。


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